卓上ゲーム製作備忘録:第0回「本の付録としてのゲームの価値」

そういうのは何かで結果を出してから書いた方がいいのではないかと

思ったが、考えを外に出していくのは意味があると思うので

厚顔無恥に書いていくことにしよう。

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月刊スパ帝国 | スパ帝国

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ゲーム付きの雑誌は結構あった。スパ帝国はちょっと例外で後述する。

でも遊んでるのはあまり見たことがない。

今生き残っているのは多分こんなあたり。

www.gamejournal.net

雑誌ではないがこういうのもある。

www.rittor-music.co.jp

見ていると実にワクワクする。買ってないが。

また浅草の頃のゲームマーケットのパンフの付録にゲームがついていたことも記憶にある。

本の付録のゲームはうれしいものだが、実際皆に遊んでもらえたのは数えるほどしかない。

ゲームリンクは4号あたりまで凄まじいコンポーネントボードゲームを付録に付けていた。

だが、遊んでもらえたのはクニツィアのビジネスくらいか。

銀一郎先生の大作っぽいのは折原さんにも遊んでもらえなかった。

5号から方向転換して、ぺら紙数枚だったり、トランプ1デッキ程度の

ゲームを付録に付けるようになった。

フォッペンとアゴラはなかなか良かったように思う。すみません、正直に言うと

他のは遊ぶ機会がなかった。いや、ビンゴダイスは遊びました;

そしてゲームリンクがボードゲームナビにリニューアルすると

コピー用のゲームシート、ボードやルールのみ記された付録ゲームになった。

まあ実質ルールのみ記されたゲームとなった。

(なんというか。書いてて今答えが脳内で出てしまったが、続ける。)

付録のアナログゲームは入手すると限定品のようで気持ちが良いものだ。

だが遊ぶとなるとなかなか難しい。

製品として売るにふさわしくなかった「おつとめ品」のような印象もあるからだ。

フォッペンは高評価だが、「バリが気に入らない」「原版を手に入れたら売る」という意見も見られる。

なんということか、これなら最初から製品として普通に売った方が良かったのでは

という気もしなくもない。

アメイジングテーブルゲームマガジンのなんてったってさいたまは良かった。

山札のみで手札がないので紙が薄かったりバリがひどくてもあまり気にならず

日本各地への造詣を深めることもできる。

あれはなんというか奇跡の品だろう。多分製品化はされないのだろう。

 昔と違いアナログゲームが市場にあふれユーザーの目が肥え、相対的に付録ゲームの価値が落ちてしまった。

今、本から切り離すタイプのアナログゲームを本の付録につけることは得策ではないのだろう。

作る方は楽しいだろうが。

 月刊スパ帝国は少し毛色が違う。アレはどちらかというとゲームの付録に本がついているという趣だった。

ゲームにしてもルールのみであとはトランプでプレイ、というのもあった。

内容もスポンサーなどに阿っておらず、有用な情報が記されていた。

メジャー誌では無理な内容だろう。多分。

さて今、雑誌に付録のゲームをつけたい、と考えた場合、どうするのがよいだろうか。

クウィックス、ツイクストPPのような

紙とペンとダイスで遊べるゲームのシートを掲載するのが良いと思う。

あと箱の展開図も付けれれば良いと思う。